簡易トイレの不安な点と対策についてご紹介していきますね。
簡易トイレは、災害時やアウトドアなど、水洗トイレが使えない状況下で非常に役立ちますが、同時にいくつかの不安な点も抱えています。
ここでは、その不安な点と、それに対する対策について詳しく解説していきます。

ニオイが気になる
水洗トイレでさえニオイが気になりますが、簡易トイレは大抵の方が使ったことがないからより一層ニオイが気になりますよね。
ニオイは排泄物の分解によって発生するアンモニアなどの悪臭が主な原因です。
ニオイ対策として、
消臭剤の使用: 凝固剤タイプの簡易トイレには、消臭効果の高いものが多くあります。
密閉: 使用後はしっかりと密閉し、ニオイが漏れないようにしましょう。
こまめな交換: 簡易トイレは、満杯になる前に交換することが大切です。
衛生面が心配
衛生面として排泄物による汚染、害虫の発生などが考えられます。
衛生対策として、
手洗い: トイレの使用前後は、必ず手を石鹸でよく洗いましょう。
消毒: 簡易トイレや周辺を消毒液で消毒することも有効です。
密閉: 使用済みの簡易トイレは、しっかりと密閉して捨てましょう。
処理が面倒
使い方が分かっても処理はどうしたらいいの?
まず、廃棄する方法がわからない、廃棄する場所がないなど、処理に困ることがありますよね。
処理方法として、
自治体のルールを確認: 住んでいる地域の自治体のルールに従って、廃棄方法を確認しましょう。
分別: 凝固剤やシートなど、分別が必要な場合は、きちんと分別して捨てましょう。
コンパクト化: 凝固剤タイプの簡易トイレは、固まった便をコンパクトにできるため、ゴミ出しの際に便利です。
心理的な抵抗
簡易トイレは、普段慣れている水洗トイレと比べて、心理的な抵抗を感じる人がいます。
心理的な抵抗に対して、
清潔な環境の確保:周りを清潔に保ち、心理的な負担を軽減しましょう。
快適な温度:特に寒い時期は、寒さ対策を行い、快適な環境で使えるようにしましょう。
心理的な準備:災害時など、やむを得ない状況であることを理解し、心の準備をしておきましょう。
常に災害は自分の身にいつでも降りかかってくると思って普段から心がけておきましょう。
災害時の入手が困難
災害時には、物資の供給が滞り、様々な物資が入手困難になる場合があります。
むしろ、物資がまともに供給されることがないと想定しておきましょう
いざという時は、入手困難だとあらかじめ想定して、
平時の備蓄:災害前に、必要な数の簡易トイレを備蓄しておきましょう。
近隣の店舗情報:普段から、近隣のホームセンターやドラッグストアなど、簡易トイレが購入できる場所を把握しておきましょう。
子どもや高齢者の使用
子どもや高齢者は、災害時には心身共に不安だらけです。
ましてやトイレともなると、使う事さえ難しい場合があります。
補助:子どもや高齢者には、大人と一緒に使用したり、補助したりしましょう。
簡単な構造:操作が簡単で、使いやすいタイプの簡易トイレを選びましょう。
これらの不安点を解消することで、より安心して簡易トイレを使用することができます。
本来であれば、こんな不安な状況にならないで済むことが一番いいのですが、そうも言っていられないですね。
非常時の時を想定して準備だけはしておきましょう