簡易トイレ選びで知っておくべき基礎知識!災害時に備えるために知っておきたいこと
災害時の生活を考えるとき、食料や水の備蓄に目が向きがちですが、トイレの備えも非常に重要です。
トイレが使用できないと、衛生面が悪化し、感染症のリスクが増すため、いざというときのために「簡易トイレ」の準備が必要です。
今回は、簡易トイレの基礎知識について詳しくご紹介します。
簡易トイレとは?
簡易トイレとは、水が使えない環境やトイレが不足している状況で使用できる、簡易的なトイレのことを指します。
基本的には以下のような種類が一般的です。
携帯トイレ
小さなパックに入った簡易トイレで、袋や凝固剤が一体化しているものが多いです。
使い終わった後は密閉して捨てることができます。
ポータブルトイレ
簡易な便座と袋がセットになっており、通常のトイレのように座って使用できます。
耐久性があり、家族でも使いやすいのが特徴です。
凝固剤トイレ
排泄物に凝固剤をかけることで固め、匂いを抑えた状態で処理するタイプです。
袋に入れて密閉して捨てるため衛生的です。
簡易トイレのメリット
災害時の生活において、簡易トイレには次のようなメリットがあります。
使用場所を選ばない
水や排水設備がなくても使えるため、どこでも設置が可能です。
特に避難所や車中泊など、通常のトイレが使えない状況で便利です。
衛生面の向上
排泄物をすぐに密閉できるため、匂いや衛生状態の悪化を防げます。
また、凝固剤が匂いを抑え、細菌の増殖も抑制してくれるため、感染症のリスクを下げられます。
コンパクトで持ち運びが簡単
携帯トイレは軽くてコンパクトに収納できるため、防災バッグに入れて持ち運ぶことができます。
必要な時にすぐに取り出して使える点も優れています。
簡易トイレの選び方のポイント
簡易トイレを選ぶ際は、使用する人数や使用場所、保管スペースなどを考慮することが大切です。
1. 使用人数
家族や避難所などで大人数が使用する場合には、耐久性のあるポータブルトイレがおすすめです。
一方、1人や少人数での使用であれば、携帯トイレでも十分対応できます。
2.使用回数
長期間の使用が見込まれる場合は、十分な数を備蓄しておきましょう。
一般的には、1人あたり3日間で9~10回分が目安とされています。
3.持ち運びのしやすさ
防災バッグに入れておくためには、軽量でコンパクトなものを選びましょう。
軽量であっても、十分な吸水量や耐久性がある商品を選ぶことが重要です。
簡易トイレの使い方
簡易トイレは使い方もシンプルで、以下の手順で使用します。
1. 袋を広げる
トイレ袋やポータブル便座に専用の袋をセットします。
特にポータブルトイレの場合は、便座にしっかり固定します。
2. 凝固剤を使用する
排泄物に凝固剤をまき、素早く固めます。
これにより、匂いの軽減や漏れ防止ができます。
3.密閉して廃棄
使用後は袋をしっかりと閉じ、衛生的に保管できる場所に廃棄します。
避難所などでは専用の廃棄スペースが設けられている場合があるため、ルールを確認しましょう。
簡易トイレの基礎知識のまとめ
災害時において、簡易トイレは衛生を保ち、健康を守るために欠かせないアイテムです。
備蓄品として数種類の簡易トイレを用意し、使用方法を家族と共有しておくことで、緊急時に安心して対応できるでしょう。
ぜひ、この機会に各家庭での簡易トイレの備えについて見直してみてください。
災害時の備えについてさらに知りたい方は、[簡易トイレ非常用トイレ おすすめ人気ランキング10選!]をご覧ください。